『兵庫型奨学金返済支援制度』が拡充されるようです

兵庫県では奨学金を返済している人を雇用する企業に対し、金額や期間等の詳細な内容は様々ですが奨学金を補助し返済の自己負担を減らす支援を行っています。

兵庫県の奨学金返還支援取組状況一覧

『兵庫型奨学金返済支援制度』が拡充される予定

県内企業人材確保支援事業(兵庫型奨学金返済支援制度)の支援が令和6年度(2024年4月)から拡充されるようです。

実現すれば、補助額は最大306万円となり、全国でもトップクラスの支援策になるようです。
奨学金の平均返済期間14.5年平均借入額約310万円となっているようです。平均分をカバー可能な内容になるようなので、従業員は奨学金返済の自己負担が実質的にほぼゼロかそれに近くなるくらい充実した内容になりそうです。

奨学金を借りている学生にとっては、これから就職活動を行ううえで応募する際の参考になると思います。
また、採用している企業にとっては地元に定着する社員を雇用できるチャンスになると思います。

対象従業員や補助期間などをまとめます。

対象従業員の主な要件

現状令和6年度から(予定)
1.正社員である者
2.(独)日本学生支援機構の奨学金を受給し、返済義務のある者
3.申請時点で当該企業に就職後5年以内の者
4.申請時点で県内事業所に勤務する者
5.30歳未満の者(申請年度末時点で29歳以下の者)40歳未満(緩和)

補助期間

現状令和6年度から(予定)
最大5年最大17年間(延長)

補助額

変更はありません。

いずれか低い額

  1. 年間返済額の3分の1の額。
  2. 年間返済額から企業の年間支給額を差し引いた額
  3. 補助上限は年6万円。

奨学金の現状と制度導入の効果

私がとある大学で聞いた話では、現在は学生の半分くらいが何らかの奨学金を利用しているとのことです。

奨学金を借りている学生にとっては、このような制度を導入している企業はより魅力的に見えると思いますし、企業にとっても長期で就労する人材を雇用出来るチャンスにもなると思います。
学生にとっても企業にとってもメリットのある、win-winの関係が築ける制度だと思います。

このような制度を採用する企業に優秀な学生が入社し企業が発展すれば、それを参考に制度を導入する企業が増え、兵庫県の活性化に繋がるのではないでしょうか。


現在の制度導入企業

現在260社が導入しています(令和6年1月時点)。なお、姫路市を含む中播磨地域は35社でした。

中播磨地域の導入企業一覧

阿比野建設(株)
アイベステクノ(株)
(株)赤鹿建設
アークハリマ(株)
今村産業(株)
(株)リンク
(株)勝原薬局
関西陸運(株)
(株)北村工務店
キンキサイン(株)
齊藤鋼材(株)
佐和鍍金工業(株)
昭和瀝青工業(株)
(株)城山コミュニケーションズ((株)城山ホールディングス)
(株)エスディーモバイル((株)城山ホールディングス)
(株)城山((株)城山ホールディングス)
(株)城山ビジネス((株)城山ホールディングス)
神姫警備保障(株)
人事サポート前田事務所
信和油圧工業(株)
大和美術印刷(株)
日新産業(株)
(株)ハマダ
(株)ヒメプラ
兵庫ベンダ工業(株)
日高食品工業(株)
フジプレアム(株)
(株)ベルゴ
マキウラ鋼業(株)
(株)御﨑建設
(有)ヤギ調剤薬局
(株)リノワイズ
(株)片岡建設
エーモン工業(株)
福伸電機(株)



兵庫型奨学金返済支援制度の最新情報

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