自転車のヘルメット着用が努力義務になります
来年4月から、自転車のヘルメット着用が全年齢で義務化されます。
『努力義務』で罰則は無いとのことです。
現在の制度
現在は13歳未満の子供が乗る場合に、保護者にかぶらせる努力義務があります。
それが今回の改正で、全年齢の努力義務になります。
改正後、事故に遭った場合に保険はどうなるか
このニュースを受けて、保険がどうなるのか気になります。
この改正の趣旨は、自転車に乗っている人が事故に遭った場合の被害を出来るだけ小さくすることです。
自転車利用時の交通事故で、死亡者の約6割が頭部に致命傷を負い、着用していない人は致死率が着用者に比べて約2.2倍とのデータがあるそうです。
警察庁はこの法改正で死亡事故の減少を目指すとのことです。
自転車で事故に遭った場合、いくら保険金が出るかには保険会社の判断も入ると思います。
例え"努力"であろうと"義務"ではあるので、事故に遭い被害を被った場合、ヘルメットを被ると言う義務を果たしていなかった場合は保険金が減額されることになる可能性は考えておいた方が良いと思います。法改正の背景を考えると、事故の過失割合とは別で、ヘルメットを被っていなければその分のケガの責任は本人が取る分保険金は減額される、と言うことになるのではないかと思います。
このような改正が行われる背景を踏まえると、ヘルメットを被ることは義務かどうかに関係なく自分の身を守るためには大事なことだと思います。
改正時期に関係なくヘルメットを被ろうと思われる方は、ヘルメットの購入は早めにされては如何でしょうか。
自転車のヘルメット着用 年齢問わず努力義務に 来年4月から
2022年12月20日 16時17分 NHK
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